流山の歯科医院で「歯周病治療と予防歯科」が受けられます。
2020/03/18
歯周病の治療方法とは?
歯周病は、主に歯肉が歯に接する付近に存在する歯垢中の細菌が原因で進行します。歯肉と歯の間にできた歯周ポケットといわれるスペースが歯周病が進行するに伴い深くなり、細菌の増殖する空間が増え、歯肉を腫らし、骨を溶かし、やがて歯が動き始め、重症の場合には抜けてしまいます。図のように、歯が移動し、傾斜してきてしまったり、矢印部分のように、歯茎を押すだけで出血や排膿などが起きるようになると重症と考えられます。
①歯周基本治療
歯周病の進行の程度にかかわらず、初めに行われるべき治療が歯周基本治療です。原因である歯垢の除去および歯石の除去、歯の根の面の滑沢化、動きがある歯の咬み合わせの調整などです。
歯垢の除去をプラークコントロールといい、その殆んどはご自宅でのセルフチェックとなります。 場合によっては、歯科医院で専門的な器具・器械を用いて行うこともあります。
スケーリングは歯の表面や根の表面の歯垢歯石を器械で取除く事です。ルートプレーニングは歯の表面がざらざらしたり、歯石で満たされていたり、毒素や微生物で汚染された表層を除去する方法で、多くの場合スケーリングと同時に行われます。
また、歯周病の進行に伴い歯は動きを増しますが、動いている歯で噛むとさらに負担が増すため、その負担を軽くするために歯を削るなどして咬み合わせの調整を行います。それでもぐらぐらして噛みづらい場合は歯科用の接着剤で隣の歯と接着し、ぐらぐらを抑えていきます。
これら基本治療により歯周組織が改善され、ポケットの深さが浅く(2~3mm)維持されればメインテナンス(定期検診)に移行します。
②歯周外科処置
基本治療で一部ポケットの深さが改善されず、ポケット内で細菌が生息し、ブラッシングで除去できない状態や、歯周病の進行が進んでしまった状態に対して外科的にポケットの深さを減少させる手術があります。
また、特殊な材料を用いて部分的に失われた骨を再生させる手術(再生療法)を行う場合もあります。手術はそれぞれの病態にあった方法が適応されます。ポケットが改善されれば、メインテナンスに移行します。
- 歯周病が気になる
- 最近歯茎がやせてきた
- 歯磨きで出血する
- 口臭が気になる
- メインテナンスを中途でやめてしまった
といったことで歯科医院の通院を検討中の方は是非、グランツ歯科クリニックまでご相談下さい。