流山の歯科医院で糖尿病などの全身疾患を有する方の歯科治療を行っております。
2020/02/11
流山で糖尿病などの全身疾患がある方の歯科治療が受けられます。
必要に応じて抗生物質の前投薬を行ないます。
「糖尿病」とは血糖を抑制する作用のあるインスリンの分泌量やタイミングの不具合により引き起こされる代謝異常のことで、高血糖値(300mg/dl以上)が持続し、動脈硬化等を起こすことがある病です。
糖尿病の方は、感染症にかかりやすく、傷が治りにくく、ストレスにより血糖値が変化しやすいという特徴があります。治療などによる小さな刺激でも高血糖や低血糖状態に陥り昏睡状態になってしまう可能性があるので注意が必要です。局所麻酔を用いる場合は、血糖値を上昇させる作用のある薬剤の使用は避ける必要があります。抜歯などの外科処置を行う場合は、医科主治医と連携して、抗菌薬を術前に前投薬する治療計画を立案し、処置に臨みます。
※糖尿病患者の方の歯科治療においての注意点
- 食事直前の治療は避け、食事摂取の時間と糖尿病治療薬の服用を確認します。
- 使用する局所麻酔は血糖値を上昇させにくい薬剤にします。
- 感染症の発症を避けるため、歯科治療の前に医科主治医と連携し抗菌薬の前投薬を計画的に行います。
糖尿病の最新の基準値は、以下のようになっています。
空腹時血糖値
■10時間以上絶食した状態で計測。食事前、血糖値がもっとも低くなっている状態の値を判定。
正常値 | 80mg/dl~99mg/dl |
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糖尿病予備軍 | 100mg/dl~125mg/dl |
糖尿病の可能性が高い | 126mg/dl~ |
随時血糖値
■ブドウ糖75gを水に溶かしたものを飲み、30分後、1時間後、2時間後に計測。食後のインスリンの効き方を判定する。
正常値 | 80mg/dl~139mg/dl |
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糖尿病予備軍 | 140mg/dl~199mg/dl |
糖尿病の可能性が高い | 200mg/dl~ |
HbA1c
※HbA1cには日本で決められた「JDS値」とアメリカで定められた「NGSP値」の2つがあり、JDS値はNGSP値より0.4%低い基準値になっています。下記はJDS値を基準としています。
■10時間以上絶食した状態で計測。食事や運動などの影響を受けない過去1~2ヵ月の血糖の平均値。
正常値 | 5.9%以下 |
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糖尿病予備軍 | 6.0%~6.4% |
糖尿病の可能性が高い | 6.5%~ |
[JDSの基準値です]
糖尿病の進行度は、空腹時血糖値、随時血糖値、HbA1cの数値を総合的に見て判断されます。
空腹時血糖値が100mg/dlを超えているようなら、できるだけ早く随時血糖値とHbA1cも計測することが推奨されます。
持病のせいで他院での治療が困難であるという方は是非、グランツ歯科クリニックまでご相談ください。
※ご来院の際には、お薬手帳を必ず持参してください。